はじめまして、あるいはお久しぶりです。
創作集団「劇団くじら座」座長兼座付き作家(シナリオライター)の東雲祐月と申します。
本日は、くじら座(星座の方です)のミラという変光星が最も明るくなる「極大」という状態なのだそうです。アツいですね~。
ちなみにミラは「ふしぎなもの」を意味するラテン語だそうです。ますますワクワクしちゃいますね~。
情報に疎い私はこんなステキング情報ぜんぜん知りませんでした。いったい水無瀬さんはどこでこんな素敵トリビアをキャッチしてくるのでしょうか。私も星に詳しくなりたいものです。この季節になると、オリオン座が夜空に浮かび上がるのがよく見えて得した気分になれますよね。私に分かるのはそれだけです。
さて、去る十月が死ぬ日、私たちの初めて作る同人ノベルゲーム「ティアマトの星影」の告知をさせていただきました。あらすじがただ書いてあり、BGMが一曲だけぽつんと置かれ、女の子が微笑んでいるイラストが載っているホームページ、もうご覧になりましたか?
当サークルが結成された経緯は後の記事に譲ることとしますが、我々はこれまでノベルゲームを作った経験がありません。しかし、自分たちにできる最大限のゲームを作りたいという思いから、各々が自分のできる限りを尽くしています。
このゲームのコンセプトは「出会いと別れは突然に」です。嘘です。ちょっと真面目に語ります。
主人公の慧斗は幼い頃に両親を亡くし、優しい叔父の家族と暮らしていますが、なんとなく生きづらさを抱えています。言葉にならない閉塞感を抱えた彼は、ある出会いを経て、少しずつ、少しずつ自分の気持ちに折り合いをつけていくことになります。そして、それは彼だけではありません。眞都という不思議な女の子も、まだ公開していない他のキャラたちも、多かれ少なかれ何かを抱えて生きている。そんな彼らはお互いに交流し、衝突し、解り合い、やがて心を通わせていくのかもしれません。
それは、単一だとただの星の光でしかないものが、人が線で繋げることで星座になっていくのに少しだけ似ているかもしれませんね。
今や短編が主流になった同人ノベルゲームですが、「ティアマトの星影」は長編になります。すでに書き上がっているシナリオが約100000字ですが、総文字数は最終的に約400000~500000字になると思われます。選択肢なしの一本道シナリオで、プレイ時間は……何時間になるんでしょうかね……。ウキウキで企画を考えていた頃の自分を殴りたいです、切実に。
時代に逆行するかの如きボリュームの「ティアマトの星影」を、ぜひとも温かい目で見守っていただければと思います。もちろんシナリオだけでなく、グラフィックもBGMもできうる限りのクオリティを目指します。シナリオもただ長いだけのものに終わらない、皆さんの心に残るような物語を目指して参ります。どうか応援のほどよろしくお願い申し上げます。
せっかくホームページにブログの欄を用意してもらったので、これからちょくちょく更新していければなあと思います。東雲だけでなく、他のメンバーも書いてくれると楽しいんだけどなあ……。
東雲祐月 拝
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